まったく不可解な構造、米海軍研究所の実験航空機
一瞬どうなってるのかとおもったら、機体の上下にウイングがあるのね。
んで、奇妙な形ってあるけど、理由を推測してみた。(素人推測ですよー)
まずわかっている事は、記事にある水素燃料電池で6時間飛行ってこと。
画像から推進器は後部の小さなプロペラのみ。 燃料電池で6時間飛行もあわせて有人機である確率は殆どない。(画像からのスケールでもなんとなく伝わるし)
前部にある黒いドームがカメラですぐ後ろに伸びている棒は無線操縦のアンテナだろう。
ここまでの項目のみで軍が開発しているって事を考えると、用途は無人偵察機か、データリンクハブだろう。
で、奇怪な形のウイングについてだが、画像から普通の飛行機についている垂直尾翼が無い事がわかる。 垂直尾翼がないので、主翼に垂直尾翼の代わりとなるように角度がつけられているし、先端が内側に閉じる用に曲がっている(正面からみたらこんなかんじ→◇●◇)のも、垂直尾翼としての効果を確保する為だし、内側に向けたのも、レーダーに対する反射面積の軽減だと思う。 これ、真横から観たら胴体分の高さしか主翼は角度もってないんじゃないかな?
それに低速機としての浮力を確保するために主翼を2枚にして複葉機の様な浮力の確保につとめただろうし、羽が増えた分の抵抗と乱気流は下から撮った写真をみると主翼をX状にすることによって、空気抵抗と乱気流を減らしながら浮力と安定性を得る工夫をしているのがわかる。
舵取りは主翼のさきっちょ(赤くない方)の付け根に、四角いボックスがあるっぽいのでそこで先端の角度を変えて舵取りをするんじゃないかと。
まとめると、複葉機の浮力と全翼機のステルス性と通常機のペイロードを兼ね備えた、軽量低速機ってところがコンセプトだと思う。
エントリ書きながら思ったが、良く出来た機体だなぁ。 メンテナンスも必要最小限っぽいし。 絶対翼は取り外せるだろうから、プロペラと翼を取り外して梱包すれば前線に簡単に運べるだろうし。
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