みるくとはちみつの予定調和: VARDIAとMacOSXとMPEG-TS

2009-05-09

VARDIAとMacOSXとMPEG-TS

 備忘録を兼ねて記します。 東芝のHDDレコーダーVARDIAで地デジ録画を行っているのですが、VARDIA>Macのデータ移行環境がなく、半ば諦めていたがメインマシンをMacProに変更したのとWindows7 RCのダウンロード開始にて環境が整って来たっぽいのでチャレンジしてみた。
 最終的に自分が欲しいファイル形態にするのに手間取りました。 最終目標はHandBrakeで変換してiPod Touchで再生できるファイル。(この後にも書きますが、この目標が無ければこんなに面倒ではありません。あと無理にMacOSで処理をしようと思わなければもっと簡単だと思います)

 使用した環境は以下

  • MacPro Intel Xeon 2.66GHzシングルプロセッサモデル メモリ 3GB

  • VARDIA RD-S302

  • MacOSX 10.5.6

  • QuickTime Mpegコンポーネント:MacOS用

  • Windows7 RC(BootCampにて起動)

  • DVD_disk_Id、hddvd_vr_aacskeys、hddvd_vr_decrypt :Windowsアプリ(3種の神器)

  • VLC media player release 0.9.9a:MacOSアプリ

  • MPEG Streamclip 1.9.3b1:MacOSアプリ

  • HandBrake 0.9.3-jp-b1:MacOSアプリ


たぶん、以上になります。 各アプリはリンクしませんし使い方も細かく書かないので、ググって下さい。

 流れとして、こんな感じになります。

  1. VARDIAで録画したTSファイルをHDVRフォーマットのDVD-RAMにダビング

  2. ダビングしたDVD-RAMをWidnows7で3種の神器を用いてFreeのMPEG-TSに変換

  3. Windwos7で変換したTSファイルをMacOSX側のVLCにてMPEG-PSに変換

  4. MPEG-PSに変換したファイルをMPEG Streamclipにて不要な部分を削って書き出し

  5. 書き出したファイルからHandBrakeにてiPod用ファイルに変換



 こんな感じです。 これも一連の流れであって正解ではないです。
 んで、長くなるのでググっても解説が出てこない所にポイントを絞って記します。

 2番目のMPEG-TSのFree化ですが、使用アプリケーション名をググってください。アプリの作成者と使用方法を簡単にまとめてくれた2ちゃんねるの書き込み方に感謝。MPEG-TSを再生できるVLCなどでの視聴を主にするのならここで作業は終了です。
 3番目のVLCを用いてMPEG-TSをMPEG-PSに変換する方法はぼくんちのTV別館さんを参照しました。大変感謝です。昔からVLCは使用しているが、こんな使い方があったとは…奥が深いぜ。

 4番目のMPEG Streamclipですが、MPEG編集するには大変すばらしいソフトです。 なんといってもFreeなのがすばらしい。
 3番目に作成したMPEG-PSファイルをMPEG Streamclipで開きます。 このMPEG-PSファイルですが、往々にして問題を含んでおり、この後は様子を見ながら作業を進めます。 何が問題かといいますと、Video Trackが二つあり、片方が低ビットレート(多分ワンセグ)ファイルで、こいつが(たぶん)トラックの後にあるとこの後のHandBrakeの行程にて低ビットレートファイルを変換することになり、よろしくありません。
 まずMPEG Streamclipでファイルを開いたら不要部分を削除します。 Shiftキー+範囲選択で不要部分を選択肢、右クリックでcutを選択して削除。
 ⌘+iにてインフォメーションを開きVideo Tracksの項目にて、ビットレートが高い方のトラック番号を記憶します。
 メインウインドの左下にあるVideo Tracksのポップアップボタンから先ほど記憶したトラック番号を選択。
 FileメニューからSave As...を選んで新規保存します。HandBrakeでファイルを開いて画像設定のプレビュー画面で高ビットレートを確認したら変換すれば終了です。

 うまく行けば上記行程で終了しますが、最終ファイル映像と音声の同期がずれることがあります。直し方はtrial and errorの精神でがんばるしかないです。

 エントリーを書いては消してを繰り返していましたが、そのほとんどが音声の同期ズレを修正する方法だったので消しました。 残ったのはMEPGファイルの低ビットレートVideo Trackの話だけ。 いや、ほんとこの謎を解くのにかなりの時間を費やしました…。
 でも、本当に時間を使っているのは音声の同期ズレの方。 このエントリーを書いているときも設定を変更しつつ模索してます。

-- 5/10 追記 --
 音声ズレはMPEG Streamclipで不要部分を削除すると起こりやすい。GPO単位で削除してる筈なんだけどなぁ。
 可能ならばVARDIA上で不要部分をカットしてから、転送した方が音声ズレ発生防止になるかも。
 面倒ならばHandBrakeで作成したファイルをQuickTimeProで不要部分を削除して「そのまま」設定で書き出した方が楽かも。

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